こんにちは、れんです。
私は慶應大学の交換留学制度を使ってオーストラリアのニューサウスウェールズ大学に約1年間の留学をした経験があります。
コロナの影響で1回目の留学が中止になったため再度応募、合格し、2度の交換留学を経験しました。
慶應の交換留学に応募しようと思っているそこのあなた!
「倍率がどれくらいなのか気になりますよね?」
「慶應の交換留学は倍率が高くて厳しい!」と聞いた人もいるかと思います。
慶應の交換留学は倍率が高いと聞いたけど実際はどれくらいなんだろう?
今回は過去3年分のデータから計算された交換留学の倍率を示すよ!
データ元は慶應大学が公式で出している「留学のてびき内のデータ」です。
それでは調査開始!
慶應の交換留学全体の倍率は1.5倍!
結論から言うと慶應の交換留学全体の倍率は約1.5倍です。
3人に1人が選考に落ちる計算になります。
それではどのようにして1.5倍と計算したか説明します。
留学のてびきには過去3年分の「募集人数」「第1志望出願者数」「学内選考通過者数」の合計が記載されています。
春募集と秋募集は別々で合計が算出されているのでそれぞれ別の結果を示します。
秋学期
秋学期は大規模な募集でアジア各国・ヨーロッパ各国・アメリカ・カナダなどです。
過去3年はだいたい1.5倍です。
つまり3人に1人が落ちる計算です。
2020年度の倍率が2022, 2021年度に比べ倍率が高いのはコロナ前の方が募集人数が少なかったからだと考えられます。
慶應大学はコロナ後、コロナでその年に行けなかった留学生を優先する募集枠を設けるなどしているため2022, 2021年度は募集人数が増えその分、学内選考通過者が増えていると考えられます。
春学期
春学期は3カ国しかなくオーストラリア・ニュージーランド・アルゼンチンです。
2021年度の倍率は低く比較的選考に合格しやすかった年といえます。
2021年度は先ほど説明したようにコロナの優先枠で募集人数が増え、出願者数が少ない年だったので倍率が低くなりました。今後どうなるかは不透明です。
大人気のアメリカの大学に絞って調査!
2022年度のアメリカの提携校は全部で22校です。
第一志望として出願した人は全部で125人、選考通過者は56人なので
倍率は2.23倍(45%)
でした。GPAもTOEFL/IELTSのスコアを取得して願書を書き終えた優秀な人だけの間で戦って合格率45%となるとかなり厳しい戦いなのが分かると思います。
アメリカの有名大学 ブラウン大学の倍率は5倍!
アメリカで有名なブラウン大学は10人応募して2人しか合格できない倍率5倍の超狭き門です。
そもそもブラウン大学に応募するのにTOEFL ibt 100点以上、IELTS 8.0以上求められるので応募のハードル自体もものすごく高いです。
交換留学を確実に達成するための志望校選び戦略
中には特に国・大学にこだわりがなく、
「とにかく交換留学を達成したい!」
という思いを持つ人もいるかと思います。
私もそのうちの1人でした。
そんな人たちが交換留学を達成するための戦略を考えました。
それは、例年定員割れしている大学で第1志望〜第6志望を埋めることです。
この戦略に対してこんな疑問を持つ人もいるかと思います。
定員割れしている大学は留学先として良くないんじゃないの?
実際にはそんなことないよ
私が派遣されたUNSW大学は例年定員割れしていたけれど実際に行ってみたら大満足の留学生活を送ることができたよ
断言できるのは「どこの国・大学に留学できるか?」よりも「交換留学に行けるか?」の方がよっぽど大事だということです。
それに加えて大事なのは「願書に書いた志望理由・学習計画に合う大学を選ぶ」ことです。
これは後でも触れますが、
この人は留学中に何学ぶかをしっかり考えられてないな
と思われていたら例え定員割れしていても容赦なく落とされます。
だから、選ぶ大学にはなんらかの一貫性を持つ必要があります。
例えば、私の場合はプログラミングの授業を受けるという学習計画があったため、志望する大学で「プログラミングの授業はどんなのがあるか?」ということはしっかりチェックしていきました。
本当にあった不思議な選考結果
私が2019年度に応募した際、UNSW大学に慶應から私だけ派遣されることになりました。
UNSW大学には第3希望で提出していました。
後の統計でとても不思議なことがわかりました。
UNSWの統計結果がいかになります。
募集枠:3人
第1志望出願者数:3人(私含まれない)
学内選考通過者数:1人(私のみ)
UNSW大学に第1志望で出願した人が3人いたのにも関わらず、その人たちは1人残らず選考に不合格となり、第3希望でUNSW大学を志望していた私だけが選考に通過したのです。
これには驚きました。
この事例から、留学関係を仕切っている慶應大学の国際センターは「どれだけ志望する大学と志望動機・学習計画がマッチしているか?」を重視しているのではないかと考えられます。
まとめ
今回は慶應の交換留学の過去3年分の倍率を徹底調査しました。
結論としては全体では1.5倍程度で3人に1人が落ちるということです。
例年、人気のアメリカの大学に絞ると2.2倍(45%)で半分よりも多く落ちるということがわかりました。さらに有名大学ブラウン大学に限ると倍率が5倍の激戦になることもありました。
国・大学に強いこだわりがない人にとっての戦略は
例年定員割れしている大学で第1志望〜第6志望を埋める
ことです。
ですが、定員割れしていても容赦なく落とされるので
願書の内容が志望先大学の内容とマッチしていることを意識しましょう
ということでした。
願書に関するサポートは私の公式LINEでも行っているので気になる方は登録してみてください。
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