こんにちは、れんです。
慶應大学の交換留学制度を使ってオーストラリアのニューサウスウェールズ大学に約1年間の留学をした経験があります。その経験を活かして今回は慶應大学の交換留学に興味がある学生に向けて具体的な交換留学達成までのロードマップを示します。
留学に行ってみたいと思っているんだけど
具体的にどうすれば行けるんだろ…
僕に行く資格はあるのかな…
大学生の内に留学に行くことは将来の可能性が広がってとっても良いことだと思うよ。ここでは慶應大学の交換留学を2回経験した私が交換留学に行くまでの具体的な流れを紹介していくよ。
交換留学に2回行けた理由はコロナウイルスにより、1回目の留学が2ヶ月で中断されたためです。通常は交換留学に2度行けることはありません。
そもそも交換留学が何かがいまいちピンとこない方は以下の記事を参考にしてください。
交換留学に行くまでの具体的な流れとそれぞれのステップにおけるアドバイスを知って、一緒に交換留学を達成しましょう!
慶應大学交換留学を達成するまでのロードマップ
いつの留学に行けるかを把握する
慶應の交換留学は1年の間に募集が2回あります。
2023年度からの変更点
2022年度募集回数は3回(第1期、第2期、第3期)
2023年度募集回数は2回(秋募集、春募集)
それぞれの期の特徴と日程を簡単に紹介します。
秋学期
秋学期は北米(アメリカ/カナダ)・ヨーロッパ各国・アジア各国への応募が可能です。応募は9月中に行い、11月中旬に合格が確定します。この期は募集枠が多く、同時に出願する人も多いです。特にアメリカの大学は人気が高く、有名大学となると倍率が3、4倍などの激戦区になるところもあります。留学開始は次の年の7月頃から約10ヶ月間です。
春学期
春学期はオーストラリア・ニュージーランド等への応募が可能で、小規模な期です。私自身はこの時期に応募をし、オーストラリアの大学に留学をしました。応募は毎年5月頃に行い、7月上旬に合格が確定します。留学は次の年の2月から約10ヶ月間です。
ポイントとしては北半球の国が秋学期募集で南半球の国が春学期の募集となります。
この時点では、どの国のどの大学に行きたいかをかっちり決める必要はありません。自分が今から留学のための勉強を開始してどの期に応募できそうなのかを確認しましょう。
応募資格を確認する
応募資格として求められるものはGPAとTOEFL又はIELTSのスコアです。
GPAについて
GPAは慶應大学が求める最低GPAと留学先の大学が求める最低GPAの2種類あります。
慶應大学が求める最低GPAは2.00以上(2023年1月現在)とかなり甘めとなっています。留学先の大学が求める最低GPAは指定されていないところやGPA3.00以上となっているところ等まちまちです。
既に行きたい大学や国が決まっている場合は、慶應大学の国際交流ホームページや慶應が無料で配布している「留学の手引き」等から留学先が求める最低のGPAを知ることができます。
私の経験から言うとGPA3.00以上あればほぼ全ての大学に応募することができとりあえずどの期においても応募先に困ることはありません。
詳しくは以下のブログを参考にしてください。
TOEFL/IELTSのスコアについて
「TOEFL(トーフル)」と「IELTS(アイエルツ)」はリーディング/リスニング/スピーキング/ライティングの4技能が評価される英語実力テストです。
こちらも慶應大学が求める最低スコアと留学先大学が求める最低スコアの2種類があります。
慶應大学が求める最低スコアはTOEFL iBT総合70点以上もしくはIELTS総合5.5以上です。この基準をクリアできていないとそもそも応募資格が与えられないため、最低でもこれを満たすスコアを応募時期までに獲得する必要があります。また、TOEFL iBTやIELTSのスコアの有効期間は2年間なため、過去に受けていたとしても2年間が経過してしまっていたら再度受け直す必要があります。
留学先大学が求める最低スコアは慶應大学が求める最低スコアと同じかそれ以上になります。多くの大学生にとってこの基準を超えられるかが応募に至るまでの一番高いハードルです。基本的にはTOEFLとIELTSの両方のスコアを認めている大学が多いのですが、場合によってはTOEFLしか受け付けていない大学やIELTSしか受け付けていない大学があるので、注意が必要です。これについても各自慶應大学のHPや「留学の手引き」を確認する必要があります。
下の表に慶應大学の交換留学提携校別の求められるTOEFL/IELTSスコアの具体例を載せました。
主要な留学先大学 | 国 | 募集時期 | TOEFL | IELTS |
---|---|---|---|---|
ボストン大学 | アメリカ | 秋学期 | 100 | 8.0 |
ブラウン大学 | アメリカ | 秋学期 | 90 | 7.0 |
カリフォルニア大学(UCLA) | アメリカ | 秋学期 | 83 | 7.0 |
ワシントン大学 | アメリカ | 秋学期 | 83 | 7.0 |
シンガポール国立大学 | シンガポール | 秋学期 | 70 | 5.5 |
ニューサウスウェールズ大学 | オーストラリア | 春学期 | 90 | 6.5 |
シドニー大学 | オーストラリア | 春学期 | 85 | 6.5 |
メルボルン大学 | オーストラリア | 春学期 | 79 | 6.5 |
慶應大学は2023年現在、143校の派遣先があるよ
私はTOEFLのスコアを取得したのですが、この留学先大学が求めるスコア基準を上回るまでに約半年英語の勉強をし続けました。
なぜ交換留学に行きたいかを明確にする
いつ頃に交換留学に行けそうなのかとか
交換留学に応募するには何が必要なのか
は分かったけど次は何すればいいの?
ここまで来て応募資格を満たせそうなら次のステップとしてなぜ交換留学に行きたいか?を明確にしておくのがおすすめだよ。
目的がしっかり決まっていることで今後挫折しにくくなります。
ここら辺の質問にスラスラ答えられれば大丈夫だと思います。
まだ不安だなという方は以下の記事を参考にしてください
この時点では、願書・面接に向けた回答をするのではなく、本音ベースで答えましょう。
TOEFLまたはIELTSのスコアを取得
留学の目的が固まったらついにTOEFL/IELTSのスコアを取得するための勉強です。
私はこの勉強にかなりの時間を費やしました。思うようにスコアが取れないこともあり、もうダメかと思うこともありました。ですが、留学の目的のために再度モチベーションを取り直し、勉強を続けた結果、最終的に目標のを上回るスコアを取得することができました。
最初のテストで目標のスコアを取れなかった時はこんなに厳しいのかと挫けそうになりました…
願書の提出
GPAやTOEFL/IELTSなど必要なものが揃ったらいよいよ願書の提出です。
願書には主に志望動機と留学先での計画を日本語と英語の両方で書きます。
慶應大学が発表する重視する点は以下になります。
留学の目的を事前に決めたことで志望動機も比較的スムーズに書けると思います。
2023年度からは面接がなくなって願書の提出だけになったよ。
自分が考えていることを上手く文章で伝えられるかがより大切になりそう。
合格発表
合格発表で自分が合格したかどうかを確認しよう。
交換留学制度は英語に自信のある生徒が応募してきます。ですので、選考は厳しいものになります。
当然努力実らず選考に落ちてしまうこともあるでしょう。ですが、1度選考に落ちたからといって諦める必要はありません。慶應の交換留学制度は何度でも再チャレンジできます。
具体的に1度落ちてから交換留学に行く方法は以下の記事を参考にしてください。
渡航準備をする
合格発表の後、実際に留学に行くまでに半年以上の時間があるのでそこで渡航準備を進めます。
具体的には
- 学内手続き
- 住居手配(寮、アパート、ホームステイ等)
- ビザ申請
- 航空券手配
- 海外旅行保険加入
などです。
留学先で困らないように合格が決まった後も、英語学習を継続しましょう。
特に留学に行った際に英語での会話についていけるようにリスニング・スピーキングの練習はより一層力を入れて取り組むのがオススメです。
留学先へ渡航
ようやく全部終わったー
ここまで長かったー
ここまでお疲れ様
行ってらっしゃい
まとめ
まとめとして、慶應大学交換留学を達成するまでのロードマップを載せます。
慶應大学交換留学を達成するまでのロードマップ
- いつの留学に行けるかを把握する
- 応募資格を確認する(GPA, TOEFL/IELTS)
- なぜ交換留学に行きたいかを明確にする
- 必要なGPAとTOEFL又はIELTSのスコアを取得
- 願書の提出
- 合格発表
- 渡航準備
- 交換留学開始
私は交換留学に行きたいと思い調べ始めてから願書を提出するまで半年かかりました。
合格まではなかなか長い道のりでしたが、交換留学はとても価値のあるものでした。
特に留学は社会人になってからほぼ行く機会が無くなると思うのでこの興味がある方はこの機会に是非チャレンジすることをオススメします!
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