【知らないと損する】脳科学的に効率の良い勉強方法

読書

ここでは、脳科学的な視点から努力の質を最大化する時間術を紹介します。

この記事は、「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す神・時間術」を参考にしました。

限りある時間で最大の成果を出すために、どのように勉強したら良いかをまとめた本です。脳科学の観点から考えられているため、内容を信じて是非積極的に取り入れて欲しいと思います。

時間を有効に使える生活の方が圧倒的に快適なので、今でもこの時間術を意識した生活をしています。

努力量は「集中力×時間」で決まる

脳力を最大化する時間術を教える前に、努力の質に関して新しい概念を教えておきます。

努力量=集中力×時間

ということです。一般的な考え方は「努力量=時間」という認識だと思います。ですが、実際には集中力の差によって努力の効果は大きく変わります。

例えば、午前中の集中力は夜の4倍あると言われています。

例えばレポートを書くとき朝書くときは夜書く時に比べて、4倍のスピード感で終わらせることができるということです。

だから、朝の30分を無駄にしてしまうと夜で言う2時間を無駄にしてしまうことになります。

このように、時間を1次元的な見方ではなく、集中力×時間という2次元的な見方をすることで努力の効果を飛躍的に高めることができます。

努力量を最大化するための効率的な時間の使い方

集中力を意識した時間の使いかたをすることで圧倒的に努力量を変えられることを知っていただきました。その概念を知ってもらったうえで次にどうしたら効率的に時間を使えるかについて具体的に紹介します。

集中仕事と非集中仕事

そのためには、集中仕事非集中仕事について知ってもらう必要があります。

集中仕事はこなすのに集中を要する作業です。
勉強で言うと「問題を実際に解く」ことが集中仕事にあたります。

非集中仕事は集中を必要としない作業です。
勉強で言うと、「解いた問題の〇付け」などがそれにあたります。

非集中仕事は日常生活の面まで拡大するとたくさん挙げられます。

  • 机の整理
  • 部屋掃除
  • LINE・Instagramなどの返信etc…

これらが集中仕事と非集中仕事の例です。

集中力が高い時間帯に「集中仕事」を、集中力が低い時間帯に「非集中仕事」をすることで時間の使いかたを最適化することができるのです。それでは、時間帯ごとにどういう仕事を割り当てればよいかを紹介していきます。

朝=脳のゴールデンタイム

朝は最も頭が整理してされていて、最も高い集中力が発揮できる時間帯です。
朝起きてから2~3時間は、「脳のゴールデンタイム」といわれるほど、集中できる時間帯です。

理由は、睡眠中に私たちの頭の中は整理整頓されるからです。
睡眠中に、「前日の出来事」の記憶が整理整頓され、朝起きた直後の脳は、「片付けられて何も載っていないまっさらな机」のような状態になります。

朝起きたときの脳の状態は、「何も載っていないまっさらな机」と同じ状態なので、広々と作業スペースを確保できて、勉強も抜群にはかどります。

これらのことから朝やるべき作業は「集中仕事」であることが分かります。
つまり、勉強で言うと朝の時間帯に問題を解くことが時間術的に正しい使い方になります。

絶対にやってはいけない朝の習慣

1日の初めに集中力を要することをすることで、ロケットスタートを切ることができます。

逆に絶対にやってはいけない朝の習慣があります。

SNSとテレビ

です。とりあえず朝起きたらスマホをチェックして、朝ごはん食べながらテレビを見ている人は多いのではないでしょうか?

しかし、この習慣は全くオススメできません。

なぜならば、最も集中力の高い時間帯である「脳のゴールデンタイム」を完全にふきとばしてしまうからです。

朝起きたときの脳内の状態は、「整理されていないきれいな机の上」のような状態です。しかし、テレビやSNSは情報の嵐です。それらを見るという行為は、そのまっさらな机に、たくさんの資料をぶちまけるようなものです。

「整理された脳」がいきなり「乱雑な脳」に変わってしまうので、高い集中力を維持できなくなります。

脳のゴールデンタイムは通常、起床後2~3時間といいましたが、逆に脳内を整理されたままにしておけば、ゴールデンタイムを4~5時間に延長させることもできます。

脳のゴールデンタイムを活かすには、午前中は余計な情報を入れず、あえて「情報遮断」をするのがポイントです。

通勤・通学があるとき

通勤・通学があるときはゴールデンタイムを活用する難しさもあります。引越しやリモートワークへの移行により通勤・通学を最小限に抑える理想ですが現実的には難しいこともあります。

私は通学に片道1時間45分程度かかっていました。
ですが、TOEFLの勉強をしていた際は通学時間を活かすしかなかったので、通学時間で前日に覚えた単語を覚えたり、リスニングをしたり、TOEFLのリーディングを紙に印刷して読んだりしていました。

朝の時間帯を工夫して活用することで最高の朝活にしていきましょう!

私自身これを取り入れてから、かなり作業効率が上がったと実感しています。

ブログを更新する作業などは特に集中力がいるので、朝起きてからすぐはSNSやテレビを見ないようにして、ブログに全集中するようにしています。

昼は集中力が下がる時間帯

朝起きてから、集中力は時間と共にだんだん下がります。この時間は非集中仕事をするのに最適な時間帯です。

溜まっていたSNSの返信に充てるのも良いでしょう。

ただ、日中に集中力を回復することは可能です!

昼の集中力回復法
  • 良く噛んで昼ご飯を食べる
  • 20~30分の仮眠
  • 外の空気を吸う
  • 少し体を動かす
  • 場所を変える

昼に集中力を回復させることで午後も高い集中を保った状態での勉強が期待できます。

夜は寝る前を有効活用するべし

睡眠に良い生活習慣

睡眠は一日の集中力の平均を左右する要素なのでとても重要です。睡眠の質が良いと次の日を高い集中力を持ってスタートすることができます。

ということで、睡眠の質を高めるために、寝る前2時間にすべきこと、してはいけないことを紹介します。

寝る2時間前にしてはいけないこと
  • 食事
  • 飲酒
  • 激しい運動
  • 熱い風呂
  • 視覚系娯楽(ゲーム、映画)
  • 光るものを見る(スマホ、パソコン、テレビ)

寝る前をリラックスした状態に持っていくのが理想です。一度は聞いたことがあるとは思いますが、メインを「交感神経」から「副交感神経」に切り替えるのが理想です。寝る前2時間にしてはいけないことに挙げたのは交感神経を働かせてしまう行為です。

寝る前2時間前にするべきこと
  • 記憶作業(単語・)
  • 解いた問題の復習(スクリーンは使わない)

寝る前15分は「記憶のゴールデンタイム」と呼ばれています。
寝る前15分に記憶したことは、1日の中で最も記憶に残りやすいのです。

だから、寝る前2時間前にしてはいけないことの代わりに寝る前2時間にするべきことをやることで飛躍的な勉強効率の向上が見込めるわけです。

夜寝る前を有効に使うことで覚えるべきことがスッと覚えられて、次の日の集中力大幅UPができるので一石二鳥です。

睡眠は絶対に削ってはいけない

睡眠時間を削ってまで勉強・作業をする人もいます。
ただ、それは脳科学的に全くもってオススメできません。

それは、時間という1次元の見方をしたときにはいいかもしれませんが、集中力×時間という2次元的な見方をしたときは逆効果だからです。

睡眠を十分にとれないと1日全体を通しての集中力が下がります。その結果、夜中に1時間勉強を伸ばしたところで、「集中力×時間」で考えると大幅な損になってしまうのです。

十分な睡眠というのは個人差があるものなので何とも言えませんが、朝起きたときにまだ眠いと感じるようならそれは睡眠が十分でない可能性が高いです。基本的に7時間以上が目安ですね。

極論 ~いかにスマホを手放せるか?~

私たちの生活にはスマホが深く根付いています。だから、こいつといかに折り合いをつけられるかが勝負になってきます。

スマホを使わないようにしてから気づくのですが、基本的にスマホが本当に必要な場面はものすごく少ないです。(特に長期休み)

スマホを手放す前は、「スマホを使わないと大事な情報を見逃してしまうのではないか?」という不安がありましたが、実際に手放してみると全くそんなことはありませんでした。

成果を出すには、やらないことを決めることは本当に大事です。

生活習慣の差は時間が経つにつれ、もたらす成果に大きな差を生みます。

少しずつでも取り入れて最大効率で努力を重ねて成果を出せるようにして欲しいなと思います。

他にも時間を最大限有効に活かすための色々なテクニックが紹介されているので興味のある人は本を参考にしてください。

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